歴史の雑学

煙草を吸うと死刑になる国があった?

日本では近年、煙草を吸う人間は、禁煙や分煙意識の高まりから、ますます肩身が狭くなっています。

そうグチを言いながら喫煙者同士、慰め合うことも珍しくはありません。

 

喫煙の歴史は、紀元前10世紀のマヤ文明までさかのぼるといわれています。

15世紀のアメリカ先住民の間には喫煙の習慣は広まっており、コロンブスは煙草の葉を彼らから入手しています。

その後16世紀には、約100年でヨーロッパ全域に急速に喫煙習慣が広まりました。

どうやら当初煙草には、さまざまな薬効があると信じられたことも、普及に手を貸したようです。

 

一方文豪ゲーテは、煙草の害を手紙に書いていますし、日本でも江戸時代には僧侶や医者などで受動喫煙の害まで警告する者さえいました。

 

どこの国でも火災予防の見地から、もしくはオランダのような浪費防止のため、禁煙令の布告もありました。

それどころかオスマントルコ帝国第17代皇帝ムラト4世(在位1623~1640年)は煙草と酒とコーヒーを禁止して、自ら変装し夜中にパトロールに回って違反者を摘発。

当時の首都コンスタンチノポリス(イスタンブール)の人口約100万人中約3万人が、首をはねられるなどして、処刑されたり投獄されたりしました。

若き皇帝のいささか暴走気味の正義感、倫理観がうかがえます。

 

しかし、酒とおなじように国民の間にいったん習慣として広まってしまった煙草を封じることは、どの国でもできませんでした。

そのため輸入税や専売制などの合理的な解決策を講じ、国庫の収入に充てるようになったのです。


[surfing_su_box_ex title="受動喫煙"]タバコを吸っていない人が、周囲の喫煙者の煙を自らの意思とは無関係に吸い込むことにより、ニコチンやタール一酸化炭素などの有害物質を体内に取り込んでしまうこと。 受動喫煙にさらされると、がんや脳卒中、心筋梗塞、呼吸器疾患などのさまざまな病気のリスクが高くなり、さらには妊婦や胎児にも悪影響を及ぼすとされている。 [/surfing_su_box_ex]

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