日本各地の雑学

ご当地ラーメンはいまや世界の人を魅了!

今や日本人にとって、ラーメンはなくてはならない食事メニューになりました。

一世帯当たりのインスタントラーメン消費量の全国平均は、約6キログラムでカップヌードルに換算すると約80個分に相当するそうです。

もちろんこれ以外にも、外食でラーメン店を訪れることだってあるでしょう。

 

県民1人あたりのラーメン消費量、および人口当たりのラーメン件数で10年以上第1位をとり続けているのが山形県です。

県庁所在地の山形市では、一世帯当たり年間約1万2000円分も外食でラーメンを食べています。

そば処としても有名な土地柄ですが。日本そば屋でもごく普通にラーメンを出します。

 

名物は「冷やしラーメン」です。

一般的な冷やし中華とはちょっと違って、カツオと昆布のうま味のお詰まったしょうゆスープがたまらないという人も多いようです。

 

県内には他に米沢ラーメン、酒田ラーメン、赤湯ラーメン、新庄ラーメンとさまざまなご当地ラーメンがあります。

赤湯ラーメン発祥の南陽市では、なんと市役所に「ラーメン課」を設けて町おこしにつなげようと奮闘中です。

 

今日では全国各地で「ラーメンで町おこしを」という動きが見られますが、こうしたブームを先駆けたのは、なんといっても札幌ラーメンです。

名店「味の三平」をつくった故大宮守人は、戦後、札幌で屋台を営んだ後、1950年よりすすきのにカウンター13席のラーメン店を開業します。

そのころ、スイスの食品メーカーの社長が、日本のみその健康的な効用を高く評価している雑誌の記事を目にしたことから、みそラーメンの開発を決意します。

試行錯誤を重ねて完成させたみそラーメンは大ヒットとなりました。

 

北海道には札幌ラーメンのほか、塩味が有名な「函館ラーメン」しょうゆ味が自慢の「旭川ラーメン」が知られていて「三大ラーメン」といわれています。

さらに現在は「釧路ラーメン」や「室蘭カレーラーメン」が売り出し中です。

 

富山県では「富山ブラック」というご当地ラーメンの知名度が高い。

第二次世界大戦で空襲に見舞われた富山市では、戦後の復興事業に取り組む若者たちのために、しょうゆを濃くした黒いスープのラーメンが誕生しました。

 

この富山ブラックに対抗して、最近同県の下新川郡入善町ではブラウンラーメン、高岡市ではホウレンソウをすりつぶしてつくるグリーンラーメンというものが生まれました。

 

お茶の生産で知られる静岡県藤枝市には朝ラーメンがもてはやされています。

朝から食べても胃がもたれないというさっぱり味が特徴で、その名の通りラーメン店には朝から行列ができています。

 

その他にも、栃木県の佐野ラーメン、福島県の喜多方ラーメン、広島県の尾道ラーメン、さらに九州の博多ラーメン、熊本ラーメン、鹿児島ラーメン、沖縄のソーキそば・・・と全国各地のご当地ラーメンを数えあげたらきりがありません。

 

わざわざ飛行機や新幹線に乗ってはるか遠方までご当地ラーメンを食べに出かける人もいれば、海外からも本場中国からも、日本のラーメンを目指してやってくる人たちがたくさんいます。

 

海外で日本のラーメンが有名になったきっかけの一つは、故伊丹十三監督の「タンポポ」という映画です。

この映画では一生懸命ラーメンづくりに取り組む一人の女性がえがかれています。

 

この映画を見れば、日本人はラーメン作りに大変な情熱を注いでいるので、ラーメンは日本人が大切にしている国民食だと理解されるのかも知れません。

今やラーメンは、日本人の食のイメージやアイデンティティさえもゆるがしかねない存在になっています。


[surfing_su_box_ex title="大宮守人"](1919~2000年)ラーメン店「味の三平(さんぺい)」の初代店主で、札幌のみそラーメンの創始者。 北海道旭川市出身。[/surfing_su_box_ex]


[surfing_su_box_ex title="タンポポ"]1985年製作の日本映画。 伊丹十三の脚本・監督によるコメディ映画で、主人公が売れないラーメン店を立て直す奮闘物語。[/surfing_su_box_ex]

トップページへ

【日本各地の雑学】一覧へ

なぜ昆布は採れない沖縄で大量消費されるのか?

\この雑学はいかがでしたか?/

モリシゲ

Sponsored Link

-日本各地の雑学

© 2020 暇人の雑学