体と健康の雑学

男性の若さの秘訣は結局「仕事」?

2017年7月18日に105歳で亡くなった日野原重明さんは医師という職業を最後まで全うしました。

第55代内閣総理大臣を務めた石橋湛山さんや、作家の江戸川乱歩さんなどを患者として担当したことがあるそうです。

日野原さんの長寿と健康の最大の秘訣は「生涯現役」だったからと誰でも想像がつきます。

 

昔から「芸術家は長生き」といわれています。

映画監督の故篠田正浩さんの従妹にあたる1913年生まれの画家・篠田桃紅さんはいまもなお現役です。

江戸時代の浮世絵画家葛飾北斎は88歳、富岡鉄斎は87歳まで生きました。

 

海外に目を転じれば、かのピカソは享年92歳だったし、シャガールは88歳、ミロは90歳でした。

ルネサンス期の巨匠ミケランジェロは89歳で、当時としては大変な長寿でした。

他にも長寿の画家、彫刻家、音楽家はいくらでも挙げることができます。

芸術家が長生きなのも、やはり生涯現役でいることができる仕事を持っていたからではないでしょうか。

 

長年勤めていた会社を定年退職した途端、がっくり老けてしまう人が少なくありません。

家庭を顧みる余裕もないほど仕事に打ち込んできた「会社人間」のお父さんであるほど、いわゆる「燃え尽き症候群」に陥りやすいです。

突然物忘れが多くなったり、うつ病を発症したりすることもあります。

 

それまでの仕事がなくなれば、職場で長年保ち続けてきた緊張感、やりがい、前向きな考え方、人とのコミュニケーション、身だしなみに気を使う必要性などが絶たれてしまいます。

老化は脳から始まるといわれます。

身心一如といって脳が老化すれば免疫力も低下して、病気を発症しやすくなります。

実際、会社を辞めた途端にがんが見つかったり、狭心症や心筋梗塞を発症するという人は少なくないのです。

 

とはいえ、それまでの職場を辞めたとなれば、生涯現役でいることはできなくなります。

それなら、それまでの仕事に替わる新しい仕事を見つければいいのです。

すぐにシルバー人材センターに行って、自分がこれまで積み重ねてきた経験を生かすことができる仕事がないか探してみましょう。

 

もちろん経済的に困らないだけの退職金や年金を確保できた人は、別にお金儲けだけを目的にした仕事を探す必要はないです。

通学児童のため「緑のおじさん」のボランティアを始めてもいいですし、俳句や川柳、陶芸にそば打ちなど熱中できる趣味を探すのもいいでしょう。

年齢を気にせずに打ち込むことができる何かを見つけることができれば、それだけで若さを保ち続けることができるはずです。


[surfing_su_box_ex title="日野原重明"](1911~2017)医師・医学博士。聖路加国際病院名誉院長を務めた。[/surfing_su_box_ex]


[surfing_su_box_ex title="石橋湛山"](1884~1973)ジャーナリスト、政治家、教育者(立正大学学長)。[/surfing_su_box_ex]


[surfing_su_box_ex title="江戸川乱歩"](1894~1965)大正から昭和期にかけて活躍した推理小説作家。代表作に「黒蜥蜴」「幻影城」「怪人二十面相」など。本名は平井太郎。[/surfing_su_box_ex]


[surfing_su_box_ex title="燃え尽き症候群"]それまで意欲的に一つの物事に没頭していた人が、突然、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること。一種の心因性(反応性)うつ病ともいわれる。英名では「バーンアウトシンドローム」(burnoutsyndrome)という。[/surfing_su_box_ex]


[surfing_su_box_ex title="心身一如"]肉体と精神は一体で、分けることができない。一つのものの裏表であるとう意味の仏教用語。[/surfing_su_box_ex]

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