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日常の雑学

歌舞伎の「大向こう」にはどんな意味・ルールがあるの?【日常の雑学】

歌舞伎を観たことがある人は、劇中で「待ってました!」「成田屋!」とった掛け声が後ろから聞こえてくる経験をしたことがあるはずです。

これは「大向こう」といわれる、歌舞伎を引き立てる“パフォーマンス”。

 

本来の大向こうは舞台から一番遠い3階席のことです。

それが転じて、大向こうで観劇する人、声掛けという意味になりました。

 

演劇や音楽界で演者をたたえる拍手は、明治以降に西洋から入ってきています。

それ以前は掛け声で演者をたたえました。

大向こうの掛け声はその名残というわけです。

 

大向こうも一般の観客だと思ったら大間違い。

彼らはそれぞれ会に属していて「木戸御免」つまり無料で劇場に入る特権があたえられているプロです。

東京だけで3つの大向こうの会がありますが、会員はいずれも根っからの歌舞伎好きです。

 

ただ一般の歌舞伎ファンは大向こうのパフォーマンスを観に来たのではありません。

勧進帳」で弁慶になりきっている役者に「成駒屋!」と声をかけたら、違和感を覚えるという観客もいるでしょう。

 

この大向こうの会員は男性のみに限るという暗黙の決まりがあるそうです。

なぜ女性はだめなのかという理由は明確ではありませんが、“伝統ゆえ”ということらしい。

 

といっても、女性からの掛け声も時々聞こえてきます。

よほど歌舞伎好きの人なのでしょう。

 

大向こうは、大向こう席の人しか声をかけてはいけないという不文律があります。

1階席や桟敷からの声かけはマナー違反です。


[surfing_su_box_ex title="勧進帳"]

天保年間に7代目市川團十郎が市川宗家のお家芸として選定した歌舞伎十八番の一つ。

兄の源頼経に追われる中、山伏に扮して逃避行を続ける源義経が安宅の関(石川県小松市)で関守富樫左衛門に正体を見破られる。

義経の家来である武蔵坊弁慶は本物の山伏であることを示そうと勧進帳とばれる帳簿を読み上げる芝居を打つというストーリー。

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