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日本各地の雑学

富士の樹海では本当に方位磁石が役に立たない?【日本の雑学】

富士山のふもと青木ヶ原樹海は福井県の東尋坊と並ぶ自殺の名所です。

しかし、そうなったのはそれほど昔のことではありません。

きっかけは女性週刊誌に連載されていた松本清張の小説「波の塔」で登場人物が青木ヶ原で自殺するシーンが描かれたことです。

 

この小説が1960年に映画化され、1973年にHNKでドラマ化されたことから、自殺志願者が集まるようになったそうです。

そうした中で
「青木ヶ原樹海に入り込むと磁石が利かずに2度と出てこられなくなる」
という都市伝説が生まれました。

 

地球は大きな磁石と考えることができます。

地球が持っている磁石の力を「地磁気」と呼びます。

青木ヶ原の樹海は昔、富士山が噴火したときに流れた溶岩の上にできています。

溶岩は冷えて固まるときに磁気の影響を受けて磁石の性格を持つ磁鉄鉱になります。

 

ただし地球のN極とS極はずっと一定方向ではなく、長い時間の中でいろいろ動いてきました。

だからいまの地磁気のN極とS極は、方向が違う時代につくられた溶岩磁石も含まれています。

 

樹海の中では、昔の地磁気で作られた溶岩磁石の影響も受けて、方位磁石が正しく北と南を指さないことがあります。

 

しかし、溶岩磁石の力は地磁気の力に比べるとはるかに小さいので、針が指す方向はそれほど北と南からずれません。

だから青木ヶ原に入っても方位磁石が役立たなくなることはありません。

毎年、自衛隊は方位磁石と地図をもって樹海を抜け出す訓練も行っています。

 

それにいまは、方位磁石に頼らなくても人工衛星からGPSで自分の居場所がわかります。

樹海で迷子になる心配は少なくなりました。


波の塔

松本清張の長編小説。

1956~60年にかけて女性週刊誌に連載され、単行本化された。

人妻と青年検事の恋愛とその行方を描く、著者の代表作の一つ。


都市伝説

デマや作り話の一種。

噂話のうち、現代発祥のもので、根拠が曖昧・不明なものの総称。

発生源や伝播範囲、都市部であるかどうかは関係ない。

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