役に立ちそうもない雑学を集めています。ちょっとした暇つぶしにどうぞ。知っていると、少しだけ鼻高々になれるかも?2~3分程度で読めるトリビアばかりです。

体と健康の雑学

薬の組み合わせによっては危険な副作用がある?【体と健康の雑学】

「そんなにたくさん薬を飲んで大丈夫なの?」

と声をかけたくなる高齢者の方が多いですね。

日本人は歳をとるほど、服用する薬の種類が多くなる傾向にあります。

厚生労働省の「2014年社会医療診療行為別調査」によると、75歳以上の高齢者では1ヶ月に一つの薬局で3分の2の人が3~4種類以上、4分の1の人が7種類以上の薬剤を受け取っているそうです。

 

とりわけ注意したいのは、薬の飲み合わせや食品との食べ合わせの問題です。

薬は体内に入って最適なレベルの濃度があれば効きめがいいです。

ところが、ここで相性の悪い薬や飲食物を一緒に摂ると、体内濃度が上がりすぎて副作用が起こったり、逆に濃度が下がって薬の効果が得られずに治療に失敗したりします。

 

たとえば、閉経期以降の女性に多くなる骨粗しょう症の予防・治療のために「ビスホスホネート」という薬が使われることがあります。

この薬はカルシウムを含む薬や牛乳などの飲食物を一緒に摂ったり服用したりすると、効果がなくなる可能性があります。

カルシウムと薬が結合して吸収が十分に行われなくなる場合があるからです。

 

他にも、動脈硬化の診断を受けた人は「ワルファリン」という薬を処方されることが多いです。

この薬は血液が固まったり血栓ができるのを防ぐ作用があり、心筋梗塞や脳梗塞を予防するために使われます。

この薬と、痛みや炎症を抑える作用を持つ「エヌセイズ」という薬を併用すると、肝臓で分解されなくなって作用が強く出すぎるため、脳出血などのリスクが高くなります。

 

また、ワルファリンを処方される人は、医師から納豆を食べてはいけないという注意を受けるはずです。

納豆に含まれる納豆菌は、ビタミンKを大量に作り出しますが、ビタミンKはワルファリンの血液を固まりにくくする作用を強めてしまうことがあります。

その結果、逆に血栓ができやすくなってしまいます。

 

薄毛の治療のために美容外科などに通っている人は「ミノキシジルタブレット」という保険のきかない飲み薬を処方されることがあります。

この薬は血管を開いて毛根へ血流をよくすることによって、髪を育てようとするものです。

一方、高血圧の治療薬も、血管を開くことによって血圧を下げる作用を持っています。

そこでミノキシジルタブレットと高血圧治療薬を併用すると、作用が過剰になって血圧が下がりすぎる結果、命に関わる事故が起こる心配があります。

 

EDの治療薬として知られる「バイアグラ」も飲み合わせに注意しなければなりません。

この薬も血管を広げる作用を持っていて男性器への血流を増やすことで治療に役立てようとするものです。

狭心症の薬として知られる「ニトログリセリン製剤」も、心臓に血液を送る血管を広げることで心臓に栄養を届ける血流を増やすように働きます。

そこでこれら2つの薬を併用すると、血管を広げる作用が大きくなりすぎて、これまた命に関わるほどの副作用が起きてしまいます。

 

睡眠薬の中にも、他剤との併用を心配しなければならないものがあります。

有名な「レンドルミン」や「ハルシオン」などの「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれる薬は、ある種の真菌感染症の治療薬や胃腸薬と併用すると、その作用を弱めます。

また、市販薬の睡眠薬で「抗ヒスタミン」という成分を含むものがありますが、花粉症などアレルギー性疾患の治療を受けている人が併用すると、作用が増幅して昼間でも眠くてしかたないといったことが起きます。

 

便秘治療に使われる「酸化マグネシウム」も、感染症の治療に使われる「抗菌薬」との飲み合わせでその作用を弱める可能性があります。

 

このような薬の危険な飲み合わせ事故を防ぐために役立つのが、「お薬手帳」です。

医師や薬局が手帳の持ち主の飲んでいる薬の履歴を理解できるので、事故の多くを未然に防ぐことができます。


[surfing_su_box_ex title="薬の飲み合わせ"]薬と薬、薬と飲み物や食べ物との組み合わせによっては、効果が弱まったり、強まったり、あるいは副作用が強く出たりすることがある。処方薬の場合は医師が一緒に飲んではいけない薬など、使用上の注意を行うことが定められている。市販薬の場合は、添付の説明書に使用上の注意が記載されている[/surfing_su_box_ex]


[surfing_su_box_ex title="お薬手帳"]自分が服用している薬剤の名前や量・日数・使用法などを記録できる手帳。副作用歴、アレルギーの有無、既往歴などについても記入できるため、薬の飲み合わせや重複をチェックし、副作用やその他のリスクを軽減できるほか、旅行や災害などで、かかりつけ医に診てもらえない場合でも、自分の薬の情報を正確に伝えることができる。[/surfing_su_box_ex]

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